豊臣兄弟!第27話の見どころ解説!絶頂からの転落、信長が本能寺で見た「もう一人の兄弟」とは?

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⚠️この記事には、放送前のあらすじ・ネタバレが含まれています。未視聴・予備知識なしで楽しみたい方はご注意ください。

武田家滅亡、東国統一——織田信長がついに天下統一へ王手をかけた、まさに絶頂のとき。けれど第27話のタイトルは、もうご存知の通り「本能寺の変」。日本史上もっとも有名な、そしてもっとも謎に満ちた事件が、ついに描かれます。

これまで積み重ねられてきた伏線——四国問題での光秀の亀裂、義昭からの密書、信長が信澄や小一郎に重ねてきた亡き弟・信勝の面影——そのすべてが、この一話に収束していきます。

この記事では、以下のポイントを整理していきます。

  • 東国統一の絶頂と、四国・備中に広がる新たな戦線
  • 秀吉の「ちゃっかり作戦」——小一郎、270kmの激走の真相
  • 安土での家康饗応に潜む、毒という不穏な事件
  • 信長と小一郎、二人だけの夜に交わされる「兄弟」の対話
  • 光秀、ついに決起——「敵は本能寺にあり」
  • 炎の中で信長が見たもの

タイトルだけ見ると身構えてしまいますが、本作らしいのは、悲劇に至るまでの一つひとつが、丁寧な人間ドラマとして積み上げられていること。特に今回は、この物語全体を貫く「兄弟」というテーマが、もっとも痛切な形で立ち現れる回になりそうです。

前回までの記事はこちら→豊臣兄弟!第26話の見どころ解説第25話ネタバレ考察

豊臣兄弟!27話:東国統一の絶頂、迫りくる影

武田家滅亡から四国・中国への新たな戦線まで、織田家の勢いが一気に描かれるパートです。

武田氏、滅亡——信長、天下統一に王手

天正10年(1582年)3月。戦国最強と謳われた甲斐の武田一族が、織田軍の圧倒的な攻勢の前に滅亡します。これにより信長は東国を統一し、天下統一へ王手をかけた状態に。北国は柴田勝家に委ね、織田信孝・織田信澄には四国への総攻撃が命じられます。

四国攻めを託された信孝・信澄

👇26話を見た方はご存知の通り、信澄はこの直前まで長宗我部との内通を疑われ、窮地に立たされていた人物です。それが一転、四国攻めの総大将格に名を連ねる——信長の中で疑いが晴れたのか、それとも「疑わしいまま使う」というのが信長らしい判断なのか。この振れ幅も、見ておきたいポイントです。

嵐の前の静けさっていうか、わかっているからこそ上手くいくのが怖く思えるよね。

📌 まとめ
東国統一を果たし、四国・中国と同時に戦線を広げる織田家。まさに天下統一目前という絶頂のなかで物語が幕を開けます。この「勢いのピーク」を強く印象づけることが、この後訪れる悲劇の落差を際立たせる仕掛けになっています。

豊臣兄弟!27話:秀吉の「ちゃっかり作戦」——小一郎、270kmの激走

水攻めの成功に勢いづく秀吉が、思いがけない指令を出すところから物語が動き出します。

前代未聞の水攻め、そして小一郎への指令

水攻めの成功を確信した秀吉は、小一郎に思わぬ指令を出します。「安土に戻って信長様を連れてまいれ。毛利攻めの総仕上げを、信長様に飾ってもらう約束をしていたのじゃ」。

小一郎は浅野長吉、藤堂高虎、前野長康とともに、270kmもの道のりを昼夜駆け抜けて安土城へ。ところが、対面した信長は「そんな約束はしていない」と一言。

「信長様を連れてくる」という秀吉の言葉の真相

長旅が無駄に終わり肩を落とす一行のなかで、高虎と長康がふと気づきます——もしかして秀吉は、初めから承知のうえで、あわよくば信長を戦場に連れ出して光秀や勝家の鼻を明かそうとしたのでは?

秀吉のちゃっかりはいつもの事。でも、それでうまくいくことも多かったんだよね。

📌 まとめ
悲劇の直前に置かれた、いかにも豊臣兄弟らしい“軽やかな一幕”。秀吉の抜け目なさと、それに振り回されながらも兄を信じきっている小一郎の関係性が、この後訪れる重い展開との対比として効いてきます。

豊臣兄弟!27話:安土の饗応に潜む毒——光秀、疑いの目

束の間の平穏に思えた安土城で、思いがけない事件が光秀を襲います。

鯉の取り替え、そして毒の発覚

小一郎の空振りと入れ替わるように、安土城では徳川家康の饗応が行われていました。接待役を任されたのは、明智光秀。

宴の席で、信長は自分の皿に盛られた鯉の方が家康のものより立派だと気づき、家康と皿を取り替えさせます。ところが、その煮つけの匂いを嗅いだ家康が、ふと「毒かもしれませぬ」と手を止める——実際に毒が仕込まれていたことが発覚し、一座は騒然となります。

信長は接待役の光秀を「誰の仕業か」と激しく問い詰め、わからないと答える光秀を何度も殴りつけました。

光秀を殴りつける信長、そして残る謎

👇️この毒事件、誰の仕業かは劇中でも明かされないままです。
光秀が疑われる展開自体が新たな屈辱の積み重ねであることは間違いありませんが、視聴者の間では「信長による家康暗殺計画だったのでは」という考察も見られます。実際、史実でも本能寺の変の同時期は徳川家康が上洛していたタイミングで、家康暗殺計画説自体は昔からある異説のひとつです。ドラマがこの毒事件をどう位置づけているのか、注目したいところです。

光秀だって考えがあるはずなのだけど、でも、あまりにも理不尽すぎて、黒幕をもっと探りたくなる。

📌 まとめ
光秀にとって、また一つ理不尽な疑いが重なる場面。四国問題からの積み重ねに加え、この毒事件が「なぜ光秀が一番傷つくのか」という物語の核心をさらに深く掘り下げています。

豊臣兄弟!27話:信長と小一郎、二人だけの夜——弟の位牌の前で

事件の混乱がひとまず落ち着いた夜、信長は誰にも見せない一面を小一郎の前でのぞかせます。

「兄を殺したいと思うたことはあるか」

その夜、信長は一人、かつて自らの手で討った弟・信勝(信行)の位牌に、静かに手を合わせていました。そこへ小一郎が訪ねてきます。

信長は小一郎に酒をふるまい、ぽつりと問いかけます。「兄を殺したいと思うたことはあるか」。

小一郎は迷いなく答えます。「そんなことはいつも思っている。それでも憎らしくて、なぜか放っておけないのだ」。そして続けます。

「憎いというのは、慕っていることの裏返し」

「憎いというのは、慕っていることの裏返しにございます。信勝様も、そうだったのかもしれませぬ」 「それでも、まったくないとは言い切れませぬ。手前にはよくわかるのです。到底かなわぬ兄をもった、弟の気持ちが……」

憎いっていうのは狂おしい程、愛してやまないって小一郎は言いたいのかな。

📌 まとめ
26話で信澄に、そしてこの27話で小一郎に——信長は繰り返し、亡き弟・信勝の面影を重ねてきました。この夜の対話は、その積み重ねの集大成。「弟を討った兄」の孤独と後悔が、もっとも率直な形で描かれる場面です。

豊臣兄弟!27話:光秀、決起——「敵は本能寺にあり」

四国問題、義昭の密書、積み重ねてきたすべての伏線が、ここでついに一つの決断へと収束していきます。

5月29日、わずかな供回りでの上洛

5月29日、信長はわずかな供回りだけを連れて京都・本能寺に入ります。中国出陣の準備が整わないなか、少人数で名物茶器を携えての上洛でした。

同じころ、丹波亀山城の光秀のもとにも、動きがありました。家臣・斎藤利三に向かって放たれる号令。

「利三、みなに伝えよ。出陣じゃ……これは上意である! 敵は本能寺にあり!!」

「敵は本能寺にあり」——史実にない伝説のセリフ

👇「敵は本能寺にあり」は、実は同時代の史料には一切残っていない、後世の創作によるセリフだとされています(江戸時代の軍記物『明智軍記』などが出典)。史実考証にこだわる本作が、あえてこの“伝説のセリフ”を採用してきたのは興味深いポイント。ドラマとしての説得力・カタルシスを優先した演出判断と言えそうです。

うわ、きた!!いけ!!光秀!!『敵は本能寺にあり』という言葉に震えた。

📌 まとめ
信長が「わずかな供回り」で無防備に本能寺入りしたこと、そして光秀がその隙をついて出陣を決意したこと——このタイミングの重なりこそが、本能寺の変が起こり得た最大の要因だったと言われています。

豊臣兄弟!27話:炎の中の信長——もう一人の兄弟との再会

そして——物語はいよいよ、本能寺の変本編へと突入します。

森乱、最期の忠義

6月2日早朝。本能寺の本堂で眠っていた信長は、外の異様な騒がしさに目を覚まします。近習の森乱に「誰の手勢か」と尋ねると、返ってきたのは「明智光秀」の名。

寺の庭では、明智軍と織田家家臣による激しい斬り合いが始まります。信長も自ら鉄砲を放ち、続いて槍を手に取って応戦しますが、圧倒的多数の軍勢の前に、しだいに傷を負っていきます。火矢が放たれ、本能寺は炎に包まれていく——。

朦朧とする意識のなか、信長は燃える部屋で切腹を覚悟します。脇差を構えたその瞬間、視線の先に信勝の幻影が現れました。

信長は、一気に刃を腹に突き刺します。

👇森乱についても触れておきたいところです。史実では、信長が奥の間で自害できるよう介助したのち、自身は再び前線に戻って戦い、明智方の武将に討たれたと伝わっています。享年18。弟の坊丸・力丸とともに、最期まで信長のそばを離れなかった忠義の若者でした。予告映像でも、燃え盛る炎のなかで森乱が信長に刀を差し出すようなカットが見られ、この最期の場面を描くものと思われます。

信勝の幻影、そして自刃

そして——信長が最期に見た「信勝の幻影」。それは単なる走馬灯ではなく、弟を手にかけたことへの悔恨が、死の間際にようやく“再会”という形で結晶した瞬間なのかもしれません。憎しみ合ったまま引き裂かれた兄弟が、こんな形でしか巡り合えなかった——その皮肉と切なさこそ、この場面の核心と言えそうです。

こんなふうに兄弟の再会があるとは、、、

📌 まとめ
織田家最盛期の絶頂から、わずか一夜での転落。信長の最期に描かれる「信勝の幻影」は、この物語が積み重ねてきた“兄弟”というテーマの、もっとも痛切な帰結でした。「豊臣兄弟」というタイトルの裏側で、もう一組の壊れた兄弟の物語が静かに幕を閉じます。

豊臣兄弟!27話:次回・第28話「急げ!秀吉」へ

信長の死という衝撃的な報せは、まだ備中高松城にいる秀吉・小一郎のもとには届いていません。次回・第28話「急げ!秀吉」(7月19日放送)では、この訃報を受けた秀吉が、毛利との電撃和睦、そして歴史的な「中国大返し」に打って出ることになります。

まとめ

第27話「本能寺の変」は、織田家がもっとも輝いていた瞬間から、わずか一夜で信長が命を落とすという、劇的な転落を描く回でした。

  • 東国統一で天下統一に王手をかけた織田家の絶頂からスタート
  • 秀吉の「ちゃっかり作戦」という軽やかな一幕が、悲劇との対比として置かれる
  • 家康饗応の毒事件で、光秀への疑いがさらに深まる
  • 信長と小一郎の夜の対話で、亡き弟・信勝への想いが率直に語られる
  • 「敵は本能寺にあり」——史実にない伝説のセリフを、あえて採用した演出
  • 死の間際、信長が見た信勝の幻影——弟を討った兄の、最期の“再会”

四国問題、義昭の密書、信澄や小一郎に重ねられた信勝の面影——これまで積み重ねてきたすべての伏線が、この一話に収束していきます。「豊臣兄弟」というタイトルの裏で、もう一組の兄弟の悲劇が描かれた——そんな視点で振り返ると、また違った味わいが見えてくる回になりそうです。

放送後には、ネタバレ考察記事で本能寺の変の動機や、細部の演出についてさらに深掘りしていく予定です。お楽しみに!

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